ハンターハンター

こんにちは!

今日は現在でも訳ありで連載が続いている漫画をご紹介したいと思います。

訳ありというのは作者が連載を休みがちというかほぼ休止してたまに描いているという理由です。笑

そう、ここまで言えばおわかりの通り「ハンターハンター」です。

ファンの方なら本当に先を進めてほしいという思いが強い作品だと思います。

主人公は少年ゴン。ハンターという職業になって、偉大なハンターである父親ジンと再会することを目的に旅をしています。

このハンターハンターですが、まあ人間の心理描写がとてもうまく描かれており、人を惹きつける作品の一つとなっております。

様々な駆け引きが行われる中で描かれる心理描写は時と場合によっては、天国地獄がわかれるので、読んでいる方も緊張感が伝わります。

おなじみのように様々な部で構成されています。

ハンター試験編
ヨークシン編
グリードアイランド編
キメラアント編
暗黒大陸

と物語が進んでいく中で、過去に登場したキャラクターが何度も出てくるので読んでいて非常に楽しいです。

途中から、念能力という設定が追加されます。

いわゆる漫画の特殊能力です。

強化系
放出系
操作系
物質系
具現化系
変化形

と6通りにわかれており、未知の敵と遭遇したときに相手の念能力はどんなものなのか?自分の能力は有利なのか不利なのか?などたくさんの思惑が絡んできます。

また、主人公が全然登場しないでストーリーが進んだりすることも結構多く、それぞれのキャラクターが魅力的で際立っていることも特徴です。

加えて、意外とキャラクターが作中で亡くなってしまう描写があるので、結構リアリティがあります。

普通はキャラクターを死なせる描写ってあまり描かれないですよね?後から復活する路線ならよくある話ですが、作者の冨樫先生はここらへんスパッと決めてるような気がします。

また、当然敵キャラも魅力的で、幻影旅団だったりキメラアントの王護衛軍だったりと感情移入する部分も多くあります。

そして、1番印象的なのが、連載している週刊少年ジャンプの巻末で冨樫先生がコメントしていた内容でした。

漫画家を目指す方へ向けたコメントで、売れる漫画家になるためには絵の練習ばかりしていても駄目だと。

圧倒的なストーリーを作るスキル、もしくは圧倒的に魅力的なキャラクターを作ってそのキャラにはたらかせる

この発言は大変勉強になりました。

別に漫画家を目指しているわけではないのですが、売れる漫画家はこういうふうに考えているのだと感じました。

自分が漫画家を目指す場合は、売れてる漫画のストーリーの分析や、キャラクターの位置付けなど学んだ方がいいですね。

これは、ジョジョの作者である荒木先生も言ってましたが、各キャラクターに36個の設定項目があると。

そこまで、考えて漫画を作り上げてると思うと本当に感動で、なぜ売れてるかという理由に触れることが少しわかって自分は感銘をうけました。

こういう見方で漫画を読んでみるとまた面白そうですよね。

ハンターハンターがなぜここまで人気作品なのかということを考えながら読んでみてはいかがでしょうか!